2025年5月19日から22日にかけて、CCIC JAPAN株式会社は、中国合格評定国家認可委員会（CNAS）による年次の現地審査を受審し、検査機関（ISO/IEC 17020）および試験所（ISO/IEC 17025）における認定の継続が認められました。

    今回の審査は、CNASから派遣された3名の審査専門家により、2段階に分けて実施されました。5月19日には名古屋の試験所においてISO/IEC 17025に基づく審査が行われ、続いて5月20日から22日には、東京本社にてISO/IEC 17020に基づく現地、ともに遠隔合同審査が実施されました。

    対象となったのは、自動車内装材料の燃焼試験、使用済み機電製品、再生金属原料、再利用可能な固形廃棄物の船積み前検査といった分野です。全体で9つの検査項目に対して、4名の認定署名者と17名の検査員が関与しました。

審査チームは、文書審査、現場立ち会い、模擬検査、職員へのインタビューなどを通じ、CCIC JAPANの管理体制の運用状況、技術能力、品質保証体制について総合的に評価を行いました。

    3.5日間にわたる厳格な審査の結果、審査チームは「継続的かつ有効な管理体制と、必要な技術・品質保証能力を備えている」と判断し、認定の継続を推奨しました。

本審査は、当社の品質マネジメント体制に対する包括的な「能力診断」であると同時に、今後の検査・試験業務の標準化推進、品質水準の向上、国際市場での競争力強化に向けた重要な一歩となりました。

    今後も審査チームからの指摘事項を真摯に受け止め、継続的な改善を図りながら、より専門的で効率的かつ信頼性の高いサービスを提供してまいります。