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中国向け日本製品、自らの「身分証」を持ち中国へ

1月17日、CCIC・JAPAN株式会社(以下、CCIC・JAPAN)は、日本で製造し、中国へ輸出される納豆キナーゼの現場検査を行い、この商品にトレーサビリティ・偽造防止機能のある電子シールが貼付されたことを確認しました。こうして、日神通商株式会社が販売する小田総研の納豆キナーゼソフトカプセルに、自らの「身分証」ができました。1ロット目の電子シールの貼付が完成し、CCIC・JAPANシールのある商品のトレーサビリティ・偽造防止業務が正式にスタートしました。

 

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図1  電子シール サンプル                                                                    図2  電子シール 製品

 

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図3 電子シールを貼付した納豆キナーゼ商品                            図4 納豆キナーゼの商品にシールを貼付 現場確認検査

 

日本製品は、その確かな品質により、中国消費者の愛顧を受け続けています。一部違法な業者は、高額な利益を稼ぐため、便乗して日本製品の模倣品を販売しています。中国の消費者は、包装上の情報や宣伝広告だけで、購入した商品が日本で製造されたものかを正確に見分けることは完全にできません。さらには、日本製品が模倣されることで、販売者のブランドに深刻な影響を及ぼすことになり、売り上げや価格も影響を受け、何らかの減少、下落する可能性があります。CCIC・JAPANは、これを切り口とし、消費者が購入した商品が日本で生産されたものではないとの心配や、販売者が販売する商品が模倣されることで生じる悪影響を取り除くため、中国のモノのインターネット(Internet of Things、IoT)企業と提携し、トレーサビリティ・偽造防止機能のある電子シールを構想、開発しました(図1)。

 

この電子シールは、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)技術とチップによる暗号化機能を利用しており、偽造防止の技術は極めて高く、シールの1枚1枚が、データベースと対応しており、ほぼ偽造することはできません。消費者は、携帯のQRコードスキャン用ソフトウェアやCCIC・JAPANが開発したアプリケーションソフトウェアをインストールすることによって、電子シールを貼付した商品の生産者や販売者、製造ロット、製造日、商品の紹介、製品の画像、物流、貿易などの情報をリアルタイムに調べることができ、電子シールを貼付した購入商品の詳細な情報をはっきりと知ることができます。

 

CCIC・JAPANでは、電子シールの貼付を申請しようと考えられている生産者や販売者の皆様へ、評価見積りをさせて頂きます。評価を経て、シール貼付の条件に適合した日本商品の生産者には、その中国向け商品に電子シールを貼付します。また、CCIC・JAPANは、貼付シールに対し確認検査を行い、生産者や販売者が購入した電子シールを申請のあった商品に貼付し、電子シールの情報と商品情報が一致するよう保証します。

 

中国向け商品のトレーサビリティ・偽造防止の電子シールサービスは、検査での確認による真実性、電子シールの唯一性や照会認証の利便性を備えています。CCIC・JAPANは、中国向け日本製品の生産者や販売者の皆様と提携することで、販売者が、中国市場における日本製品の販売業績を向上させる助けになればと考えています。