サウジアラビア王国（以下、サウジアラビアと略称する）は中東最大の国で、中国はサウジアラビア第一の貿易相手国であり、中国商品はサウジアラビア市場で非常に優勢であるといえます。中国からサウジアラビアに輸出する主要商品は電化製品とそのパーツ、機械設備及びパーツ、船舶、家具、鉄鋼などがあります。中国品質認証センターは2008年からサウジアラビア標準、計量及び品質組織（SASO）と良好な協力関係を維持しており、2017年に指定機関として登録されています。

サウジアラビアは現在、「サウジアラビア製品安全計画」（SALEEM）を実施し、製品の品質を向上させ、消費者の信頼を高め、サウジアラビア貿易の発展に適した環境を造り出すことを目標としており、それによってサウジアラビアの「2020国家転換計画」と「サウジアラビア2030ビジョン」の実現にも繋がる発展が期待されています。SALEEMは建築材料、化学製品、機械製品、自動車部品、電気自動車など40以上の製品の種類をカバーしています。

SALEEMの順調な実施に協力するため、SASOは適合証明書電子登録システムSABERを有効にし、2021年1月1日からサウジアラビア市場に進出した全ての製品はサウジアラビア現地輸入者がSABERシステムを通じて製品適合性証明書（Product CoC）とバッチマッチング証明書（Shipment CoC）を申請しなければなりません

輸入者はまずProduct CoCの取得を申請しなければなりません。この証明書の有効期限内に、各ロットの貨物はSABERシステムを通じて必要な情報と資料を申告し、Shipment CoCを取得する必要があります。

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