金属スクラップの放射線量に関しての注意
昨今、日本より中国向けに輸出される鉄、アルミ等の金属スクラップにおいて、CCICJAPAN船積み前検査時の放射線測定検査において、貨物の放射線数値が中国国家基準を超過し問題になるケースが発生しております。
従来は医療用廃棄物、原子力発電所の廃棄スクラップなど、特定の貨物で発生しやすい問題でしたが、最近のケースでは民間設備の解体スクラップや、鉱石の保管用の箱と考えられる物などからも、高い放射線数値が測定されております。
中国にこれら金属スクラップを輸出される場合、輸出者は責任をもって貨物の放射線数値に異常がない事を確認お願いします。
また、スクラップを長期間ヤード等に放置している間に、何らかの理由で数値が高くなってしまう可能性も考えられます。このような場合は船積み前に再度放射線を測定して、貨物の放射線数値に異常がない事を確認するよう、重ねて注意お願いします。