廃棄物原料シップバック案件 -古紙-
3/28 現在 山東省黄島検疫局で、韓国から輸出された古紙が陸揚げ検査時に8件(合計178コンテナ)が不合格になりました。これは、韓国から輸出される古紙全体の90%以上を占めています。
これらの古紙には、廃プラスチック・廃棄袋・廃木材・テトラパック・缶・アルミ蒸着がされた紙・食品残留物 等の混入が多量に含まれていました。その重量を測定した結果、含有量が限度0.5%を超えない国の基準値を大幅に超えていました。最も深刻なものは、基準値の3倍も超える貨物が発見されています。
山東省黄島検疫局は、これらの古紙が環境保護品目の観点から不合格であると判断しシップバックのために税関に引き渡しました。現在、関連する会社の調査をおこない、対処をつづけていると発表されました。
上記の案件は2018年3月1日に施行された「廃棄物原料環境保護基準」(新版)以降に発見されており、陸揚げ検査の精度がより高く厳しくなっております。不合格と判断された場合は、処罰の対象となります。輸出者の方は、予定貨物の把握と積み込み業者への注意呼びかけの徹底をお願いします。