中検集団日韓地域会社(CCIC JAPAN) 灯火類規格改定に関するセミナー開催
2025年4月17日、中検集団日韓地域会社CCIC JAPANは、中国汽車工程研究院股份有限公司(中国汽研)海外事業部と共同で、「自動車灯火類規格改定セミナー」を名古屋試験室にて開催しました。
本セミナーには、トヨタ自動車、スタンレー電気、小糸製作所等完成車及び部品サプライヤー様11社の代表者が多数出席し、活発な交流と有意義な意見交換が行われました。
今回のセミナーでは、2025年7月1日より施行される新たな強制性国家規格「GB 4599-2024」「GB 5920-2024」「GB 11564-2024」に焦点を当て、改定の背景、主な技術要件、施行スケジュール、証書更新条件について体系的に解説しました。
さらに、二輪車用灯火類規格(GB 19152、GB 17510)の改定動向、ならびに関連する認証ルールおよび工場審査に関する最新情報についても紹介がありました。
講演は、中国汽研の部品事業部および中国品質認証センター(CQC)部品部の技術専門家により行われ、規格解説から認証ルール、工場審査まで、実務に即した認証プロセス全体が詳しく説明されました。
中国汽研の専門家は、新規格における技術要件の変更点や代表的な試験項目について詳細に解説するとともに、二輪車用灯火類規格の改定計画や、自社の試験設備・技術サービス体制についても紹介しました。
また、CQCの専門家からは、認証ルールの変更点に関する具体的な対応策、工場審査におけるプロセスや重点確認項目について、実務的な視点からの解説があり、企業が認証対応を的確に進めるための一助となりました。
CCIC JAPANは、中検グループの日本における重要な技術サービス拠点として、日中間の技術交流および規格相互理解の架け橋となることを使命としています。
今回のセミナーは、自動車照明分野における中日企業の協力関係をさらに深めるものであり、CCIC JAPANの役割を改めて示すものとなりました。
今後もCCIC JAPANは、中国品質認証センター(CQC)や中国汽研などの権威ある機関と連携し、海外技術サービスの提供能力をさらに強化し、顧客に対してより専門的で効率的かつ信頼性の高い試験・認証ソリューションを提供してまいります。